岐阜羽島広域福祉交通運営協議会における福祉有償運送の必要性について
1.移動制約者の状況
*身体障害者・知的障害者・精神障碍者・難病・要支援要介護認定者・その他を移動制約者はますます
増えてきている。
1身体障害者 数%の増加
2知的障害者 二けた代の増加
3精神障碍者 40%以上の大幅な増加
4難病 難病指定の関係で増加
5要支援要介護認定者 高齢化に伴い大幅な増加
6その他 高齢などの理由で移動制約を受ける方が増えている。
2.岐阜交通圏におけるタクシーによる輸送の状況
*高齢化などに対応するため福祉車両(車いす・ストレッチャー・その他)の導入が少しずつ増えている。
3.運営協議会区域における福祉有償運送事業所の状況
*平成18年には7団体が実施していたが、事務の煩雑さや運転協力者の確保・事業の採算面などから
平成20年には5団体、平成25年には4団体と減ってきている。
*利用会員数はわずかに増えてきている。
*車両台数は、年々減少の傾向にある。経費の削減と効率の良い配車で運行している。
*運転協力者数は、微増の傾向。運転協力者の確保に努力している。
*利用回数・利用者数数共、微増の傾向。
*新たに利用会員を希望される方については、市町村の福祉課・高齢福祉課・介護保険のケアマネ
障害福祉関係の相談支援事業所・福祉施設の職員等から紹介されている。
*社会情勢(高齢化・核家族化・単身又は夫婦2人の世帯の増加・医療の発達・在宅医療の増加等)の
変化に伴い移動に関するニーズが多様化してきている。その中で福祉有償運送の担うべき役割も
すこしずつ変化しながら、利用会員の希望に沿えるような事業の運営が求められている。